仮想空間メタバースの活用シーン

新たな世界 メタバース

気になる!メタバース開発

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最も進んでいるのはオンラインゲーム

現在、最もメタバースが進んでいるのがオンラインゲームの世界です。「フォートナイト」「あつまれ どうぶつの森」「マインクラフト」などが人気ですが、ネットでつながって遊べるこのようなゲームもメタバースのひとつです。
メタバース系のゲームで共通しているのは、ゲーム内のアバターを通してコミュニケーションがとれるということです。アイテムや移動範囲はゲーム内に限定されますが、簡易的なメタバースといってもいい世界があります。ゲーム内の仮想空間で自由に自分の世界を作り、その中で自分なりの存在価値を見出し、他のプレイヤーとつながることができます。
フォートナイトではゲーム内で有名アーティストがバーチャルコンサートを開催し、1,230万人が集まったことでとても話題になりました。

このようにメタバースはSNSのようにコミュニケーションがとれることが重要であり、これが今後の可能性を秘めているのです。ゲーム業界ではブロックチェーン技術を使ってアイテムやアバターの服などが売買できるような機能を開発中です。eスポーツもとても盛り上がっていますし、今後さらに注目されることでしょう。

ビジネスでも活用されている

ビジネスの世界でもメタバースは活用されています。
百貨店の三越伊勢丹では「REV WORLDS」というアプリを使って「バーチャル伊勢丹新宿店」をオープンして話題となりました。アプリでは伊勢丹新宿店やその周辺を再現しており、本当にお店を訪れたかのような体験ができます。アバターを使って店員さんとコミュニケーションをとることも可能で気に入った商品があればECサイトから購入することもできます。

他にも、新型コロナウイルスの影響でテレワークが広がったことを受けて、オンライン会議にメタバースを活用する企業も増えています。「Horizon Workrooms」というMeta社が開発したシステムではVRゴーグルをつけるとバーチャル空間で会議ができます。メタバースでのバーチャル会議は相手が目の前にいるような感覚でコミュニケーションがとれるので質の高い会議ができると人気です。

一時話題となった現実に近い3D仮想空間

メタバース空間で第二の人生を暮らせるようなサービスもすでにリリースされています。メタバースの先駆けとして20年以上前に誕生したのが「セカンドライフ(Second Life)」です。サービス名のとおり、メタバース空間で第二の人生を楽しむためのもので、ゲームではないので目的もストーリーもありません。セカンドライフでは、仮想通貨を使って不動産の売買ができ、実際に不動産の売買で儲ける人がいるなど話題になり大ブームになりました。ただ、時代がまだ追いついておらず、回線が遅い、パソコンでしかプレイできないなどの理由ですぐにブームは去ってしまいました。

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  • 「メタバース」は「3D仮想空間」を指すことが多い

    「ネット上の仮想空間」がメタバースであるという解釈は正解であり不正解ともいえます。明確な定義は確立していませんが、仮想空間はメタバースの一部でしかありません。VRなどの技術を用いて作られた仮想空間における「場」「空間」、そこで交わされるコミュニケーションまでをも含めた世界そのものがメタバースなのです。

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