メタバース開発のデッサンスキル「3DCGデザイナー」

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3DCGデザイナーの基本スキル

まずは3DCG用の制作ソフトウェアを使いこなせるということです。そもそもソフトが使えないと全く仕事になりません。逆にいうと、3DCGデザイナーは人手不足なので制作ソフトウェアが使えるだけでも就職できる可能性はあります。ただ、これは基本中の基本です。3DCGデザイナーとして活躍するには、入社後もスキルアップのための努力をしなければなりません。

重視されるのはデッサン力

3DCGを制作するうえでもアナログ的なデッサン力は必要不可欠です。絵心ともいえるデッサン力は3DCGにも直結するスキルだといえるでしょう。美大出身の人は3DCGデザイナーとして就職しやすいといわれていますが、これは基本的なデッサン力を備えているからです。3DCGデザイナーの専門学校でもデッサンを鍛える授業がおこなわれていますので、デッサン力は3DCGデザイナーにとって重要な基礎スキルといえるでしょう。
デッサン力は観察力といい換えることもできます。対象をよく観察し、ディテールや質感、影や形状を細かく書き出す力が必要です。また、立体物を平面に書き出したり、平面から立体物を想像したりするスキルも3DCGデザイナーには必要です。
ソフトウェアやハードウェアは日々進化していますが、だからといって誰でも簡単にデザインができるわけではありません。絵心や想像力があるかないかで、制作物のクオリティに大きく影響します。まずは、表現力を鍛えて、基礎となるデッサン力を向上させましょう。

表現力も必須

前述のとおり、3DCGデザイナーは基礎スキルとしてデッサン力が必要ですが、3DCGにする前にいかに貪欲な観察ができるか、そしてクオリティの高いデッサンができるかも大切です。3DCGに反映するときに必要なのが、表現力です。3DCGになったときにはこの表現力の違いがクオリティの良し悪しに影響してきます。表現力を磨くためにも物体や人物、景色、風景などさまざまなものに対して敏感になってそれぞれの特徴を取り込んでいく力を養っていかなければなりません。

責任感がなければできない

3DCGデザイナーに限ったことではありませんが、仕事をするうえで責任感はとても大切です。とくに3DCGデザイナーの仕事は各プロセスをメンバーで分担して作品全体をつくり上げていくことが多いです。誰かの作業が止まってしまうとプロジェクト全体に影響がでます。メンバー同士できちんとコミュニケーションをとりながら、自分の作業には責任を持って作業できる人でなければ大きな作品に携わることは難しいでしょう。

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