プラットフォームを運営に欠かせない「サーバーエンジニア」
サーバーエンジニアとは
メタバース関係の仕事でも、サーバーエンジニアに対する需要は高いです。メタバースのサービスを運営するにはたくさんのサーバーが必要になります。サービスの性質上、同時接続数も多くなりますので維持管理はとても重要になってきます。そもそも、ネットを使ったサービスを運営するにはサーバーエンジニアが必須ですが、メタバースという新しい分野ではさまざまな状態に対応できる高いスキルを持ったサーバーエンジニアが求められています。
仕事内容を詳しく解説
クライアントのコンピューターからの要求に従ってデータを送信したり、処理結果を提供するコンピューターのことをサーバーといいます。エンジニアではない人には難しい話かもしれませんが、さまざまな情報を格納し要求に応じて情報を提供してくれるものと考えてください。
何かのホームページを閲覧する場合は、アクセスしたパソコンやスマホにサーバーが情報を提供してくれることによってホームページを見ることができます。いつ要求があるかわからないため、24時間365日休みなく動き続けるように運用、保守をするのがサーバーエンジニアの仕事です。
具体的なサーバーエンジニアの仕事としては、サーバー本体や周辺機器をサーバーラックに設置して電源やLANケーブルなどを配線していく力作業や、どれくらいのスペックのサーバーを何台用意するか、ハードディスクの容量はどれくらい必要か、ネットワークの速度はどれくらい必要かといったことを考える設計フェーズがあります。また、サーバーにOSや必要なソフトをインストールするなどの構築という作業もあります。一度構築したサーバーも常に監視していないといけません。サーバーがダウンしたり、ハッキングされたりすることもあるからです。バックアップをとったり、セキュリティをアップデートしたり、サーバーエンジニアはやることがたくさんあります。
やりがいについて
サーバーは無事にサービスが稼働するまでたくさんのフェーズを乗り越えなければなりません。自分が構築したサーバーが無事に動作すると純粋に嬉しいものです。また、ゲームがヒットして突発的にアクセスが増加して高負荷になってサーバーダウンすることがよくありますが、そうした不具合を回避し、問題なく稼働し続けたときには安堵な気持ちとともに大きなやりがいを感じるでしょう。サーバーは高負荷になると速度が遅くなったりサービスが停止してしまったりします。良質なサービスを提供するには高いスキルを持ったサーバーエンジニアが欠かせません。
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